スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
行動して後悔する方が・・・
2010-08-25 Wed 20:26
SSというよりも短い内容になりそうだと判断したため、こちらでまとめて書くことに。
と言うわけで、SSSを2本置いてます。
テーマはタイトルにある「行動して後悔する方が・・・」です。
>黒魔術の使者及び、悪魔との契約者な学生
>穏やかで、とても鈍感な地理の先生
この2人でピンと来た方はどうぞ。ピンと来なくても見たい方はどうぞ。

***

追記。
雷と親の手伝いのために、1本だけ置いて逃げます。
もう1本はまた落ち着いてから追記しますねー

***

更に追記ー。
時間があいたのでもう1本。
地理の先生、もうちょっと頑張れよの巻。
先生の方はプラチナ軍のメンツの恋人絡みも少しだけ出てます。



窓から見える風景はさして何も変化が無い自分の表情がうっすら見える。
対して、教室内や廊下の方は沢山の表情が見える。大半が友達と会話をしたり、ギャーギャーと動物園と化させている者だ。
そして今日も携帯電話を片手にあいつは走る。
メールをするわけでもなければ電話をしている所もあまり見かけない。
それらの着信音やバイブ音なんかよりも、ある特定の機能でよく耳にする音が頻繁に聞こえるのだ。

「アルせんせーい!ちょっと待って!」
「あ、はい。なんでしょう?」

担任が俺には到底出来ないような柔らかい表情で振り向く。
その振り向き様に・・・

カシャ。

ああ、またこの音だ。

「よっしゃ!今日も頂き!」
「あー・・・またやられたかぁ。僕なんかよりもっと格好良い人いるじゃないか。」
「これはコノさんにあげるものなの!」

学生の間で担任がお付き合いフラグが立っているとかで、担任は顔をさっと赤く染めた。
その赤は俺が好む血とはまるで違う、ほのかな赤み。
その隣には担任の様子を見てけらけらと笑うあいつが居て。
ああクソ。腸が煮えくり返った様な気分だ。
ほんの少しだけ、担任に向かって軽い呪いの黒魔術を掛けたくなった。
「(俗に言う嫉妬なのか?ああ、だから恋だとかってものは面倒だ。
だからって、ずっと黙っているのも、なんとなく切ない。畜生、俺らしくもない。)」


「―い・・・ おーい。」

ふと視界にチラチラと白に近いペールオレンジが見えた。
目の前には黄色とも、黄緑ともなんとも言えない色をした髪をした幼馴染。

「なんだよ。なのか。」
「まぁたまた。そんな暗い表情で、視線送ったって、睦ちゃんにドン引きされるだけなんじゃないの?」
「Σバッ・・・!俺はそんな・・・!」

俺にしては珍しくボリュームのでかい声が出た。それに驚く生徒の視線がなんとなく刺さった気がした。
俺は視線に耐え切れず、ぷいっと窓の方を向く。
さっきまで見えていた暗い表情ばかりな俺の顔がいつもより赤く見えた。





*******




「ぐはっ!・・・あいたたた・・・」

そんな声が職員室から響いた。
またか、と室内にいる先生方はクスクスと笑い出す。
近頃では普段真面目であまり笑わないというお堅い先生や校長先生ですらクスリと笑う。
こんなことになってしまったのも僕と、もう1人の先生が引き起こしたことであって。

「アル先生ってば、女心をもて遊んでいるつもりなのぉ?それは恋の駆け引きとは違くてよ?」

突如激痛に見舞われた背中をさすりつつ、後ろを見れば案の定、教員内でも最強ではないかと称される同僚が1人、銀瑠璃先生である。
奇妙な形だが決して不似合いな訳ではない。むしろ彼女が持つために作られたような指示棒を手にして、不敵な視線で僕を見る。
細かく言えば、デスクワークをしていた僕は座っていて、彼女はヒールが高めの靴で仁王立ちをして立っている。単刀直入に言うなら「見下ろされている」という状態である。
・・・と、気づけば話が脱線してしまっているではないか。

「えーと・・・僕何かしましたっけ?」
「何かしたじゃないわよ。何にもしてないじゃない。コノさんが・・・」
「ちょ、ちょっと待って!一旦人気少ない所でお話続けましょうっ!」

気になるあの人の名前が出た途端、顔に体中の熱が行き渡ったように熱くなった。
思わず慌てて移動を促した様子が滑稽だったのか、銀瑠璃先生は目が笑っていない笑みを浮かべていた。


「えっ、コノさんが?」
「2人の成り行きに任せようって思ってたけど、アル先生ってば全然何もしてないんだもの。
そりゃあコノさんだって心配になるに決まってるじゃない。」

昔から何処へ行っても鈍感だと言われていた。
生まれた故郷でも、あるきっかけで学校に長期休暇を出して旅に出たときも、そして今居る学校の先生方からも生徒からも・・・
鈍感と言われる事には慣れていた。でも、自分の性格で人を傷つけていたなんて、思ってもみなかった。
それが今自分が守るべき人だと思っていた人が、と分かると尚更だ。


もう、既に僕と居ても楽しいと感じてはくれていないのだろうか・・・


ふと、少し前に共に旅をした仲間のことを思い出した。

「悪い奴らに絡まれたら、俺が絶対助けてやる。」
リーダーのソルベ君は自分が不良だったということも忘れていたのか、
こう豪語していた。

「私はあいつの事は好きではありません。
だけど、不思議と嫌いとも思わないし、また会えたらと思ってしまうんです・・・」

普段しっかりしているジョスナさんは、この時ばかりは凄く女性らしく見えた。
他のメンバーが言うには、ジョスナさんは間違いなく相手の人に好意を抱いていたらしい。

「この旅を終えたらどうするかって?
もちろん、白蓮を迎えに行く!!」

何かと彼女さんの事を思っていたのはヒヅノくんが1番だっただろうか。
鈍感な僕でさえも、どれだけ仲が良いカップルだったかは見れば分かるほどだった。


「ほらっ!聞いてるの?!」

ぐっ、と指示棒の先端をみぞおちに宛がわれる。(ほんの少しだけ、痛い。)

「あ、え、はい・・・あの、銀瑠璃先生。」
「あら、なぁに?」

仲間の行動が僕に何をするべきかというヒントになり、また行動に移る勇気にもなった気がする。

「僕、今日にでも自分の素直な気持ちを、コノさんに伝えて来ようと思います。」

吉と出るか凶と出るかなんて今はどうでも良かった。
ただ、自分の率直な思いをコノさんに伝えないまま生きていくのが怖くなった。

当たり前すぎた毎日。今思えば貴方が一緒にいてくれなければ生きるのが辛くなると思うと、涙が止まらない。


*****

今日の反省点
>人様のお子さんのキャラをちゃんとつかめきれてない気がする
>アル先生がヤンデレ気質に見える
>あまやんがstkすぐる
別窓 | SS | ∧top | under∨
| 望遠鏡の向こう側 |
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。